White and Black

――大切な人を追いかける"白い車両"――。


ある実験のためにわざわざ作ったデモカーです。 「日産 GT-R スペックV '09」をベースにチューニングしています。



スペック

 
チューニングパーツ

ボディー軽量化 ステージ3
ボディー剛性アップ
ウィンドウ軽量化
カーボンボンネット

スポーツコンピューター
エンジンチューン ステージ3
スポーツインテークマニホールド
レーシングエアクリーナー
レーシングチタンマフラー
スポーツエキゾーストマニホールド
スポーツ触媒
ターボキット(高回転域ターボ)

フルカスタマイズトランスミッション
クラッチ - ツインプレート
フライホイール - セミレーシング
カーボン製プロペラシャフト
駆動力配分センターデフ
フルカスタマイズLSD
フルカスタマイズキットサスペンション
セッティング

ダウンフォース:最大
トランスミッション:最高速度340km/h設定
LSD:デフォルト
センターデフ:両方50
サスペンション:デフォルト
ブレーキバランス:両方デフォルト

タイヤ:レーシング・ミディアム

エアロパーツ

フロント:タイプA
リア:タイプA(ディフューザー付き)
エクステンション:タイプA(カナード装着)
ウィング:タイプA(カーボン製)

ホイール:BLITZ BRW Profile 08
ボディーカラー:ブリリアントホワイトパール



テスト走行

筑波サーキットでシェイクダウンも兼ねて、車両のインプレッションをしてみました。


自分でデモカーを作って言う言葉なのかどうかわかりませんが、この車、速いです。
流石、日産が生んだ伝説のスポーツカー「スカイライン・GT-R」の後継車なだけあります。

元から速い車をさらに早くさせるチューニングを加えているので、遅いわけがありません。
しかも4WDですので、初心者にも扱いやすい上、誰でも速く走れるからおすすめです。
ちなみにセンターデフは両方50にしていますが、ドリフト時には10:90にするといい感じに滑ってくれます。

しかし、唯一の弱点でもある重量。 一応軽量化ステージ3まで軽くしてもちょっと重いのでこんなことも……。


……危うくインプレッションでクラッシュしそうでした。
運良く砂地で止まりましたが、本当に一歩間違えたらクラッシュしたかもしれません。 重量は時として牙を向きます。
そこまで速度を出さなければコースアウトすらしないと思いますので、普通に乗っている分では大丈夫……なはずです。

名前の由来について


元々「White and Black」はこういった写真を撮るために作られた車両でして、レースで使うことなんて考えていませんでした。
しかもガレージには既に似た黒GT-Rがあったので、余計に1台買わなくてもよかったんです。

2プレイヤーを使った撮影手法を見つけた時、自分の辞書でデモカーを考案しまくるのがマイブームでした。
その中でもかなり気合を入れて編集していたのがこの「White and Black」のプロジェクトだったんです。

手法を思いついたと同時に、こんなことも思いついたんです。

「2プレイヤー対戦」を使った手法→二台の接近戦→追いかける側と逃げる側のシーンがほとんど→『しろいろとくろいろ』

これだ!
って、すぐに思いついてしまったんです。 追いかける白い車と逃げる黒い車にしちゃえばいいじゃんって。
鍵空とみやきさん(『しろいろとくろいろ』の作者さん)、本当にすいません……。

辞書にあったプロジェクトを元に、GT5で自分流にチューニング。
丁度ガレージにあった「Navel Shuffle X」(黒いNSX-R)を使い、サーキットや都市コースなど、いろんなところで撮影をしました。
この写真もその一枚だったりします。 よかったら挑戦してみてください。
撮影するのにかなり疲れますが。

撮影期間中、二台のことを「Cute-White-GT-R」と「Cool-Black-NSX-R」とそれぞれ呼んでいました。
別に「しろいろ」と「くろいろ」でもよかったんですが、実際スタッフ自体は私一人でしたのでやめました。

このプロジェクトで撮影した写真はあまり公開していませんが、こういった手法はどんどん使っていこうかと。
同時に、この車両も登場する機会も与えないといけませんが……。






――逃げる黒い車と、追いかける白い車。 果たして、二人の追いかけっこはどこまで続くのか――?